日焼け止めってどの商品が良いのかわからない!
日焼け止めは色んな商品が出ていて、どれがどんな風に良いのか全くわからないっていうのがあると思うんです。
日本の会社は日焼け止めのCMをめっちゃしますけど、どんなふうに良いのかなんて全く説明しないんですよね。
水着のモデルが出てきて「ウォータープルーフ、焼かない美白肌」とかいうキャッチフレーズで商品を売ろうとするんです。
ぶっちゃけ、女性を馬鹿にしてますよね?
”ウォータープルーフ”という言葉で、水に濡れても落ちない、くらいしかわからないっていう。
「おまえらは広告のイメージで買うんだろう?」
そんなジェンダーなメッセージがチラチラしてて、私はすごく嫌いなんですよね。
私達女性はああいう質の低いCMに騙されずに、商品の善し悪しをよく分かってから買うようにするべき時代が来たんです。
消費者が商品知識をちゃんと持って買うことが、より良い商品が出るきっかけになるんです!
そもそも日焼けって何で起こるの?
簡単に言うと、日焼けは肌のやけどのことです。
と行っても、熱でやけどすると言うよりも、光でやけどするというのが正しいんです。
日焼け止めを買うときに目にすると思うんですが、光には紫外線っていう、目には見えない強い光が含まれていて、これを浴びると肌表面の細胞にダメージが発生します。
これで赤くなったり黒くなったりして、日焼けするわけですね。
黒い色になるのは紫外線を吸収しやすくして、体の中の方にある細胞を守るという反応なんです。
この黒さが美肌の敵と言われるのは、シミやシワの元になったりするからなんですね!
日焼けの原因は紫外線。そして日焼けはシミの元になる。
だから日焼け止めが必要なんです。
この強い光の中で主に日焼けに影響するのがUVAとUVBです。
この光の種類は日焼け止めを選ぶ上で重要なので知っておきましょう。
日焼け止めの役割を知ろう!
UVAとUVBは、それぞれ日焼けに違った影響を与えます。
UVAは強い紫外線で、肌の奥まで届き、シワかなんかの原因になる怖い光です。
UVAは年中地球に届く光で、黒くなる主な原因になると言われてます。
UVBは、UVAよりもちょっと弱い光ですが、肌を赤く火傷状態にする痛い光です。
軽い火傷が治るような感じなのがUVBの紫外線の性質なんですね。
やけどなので、肌が治った直後はシミだったりそばかすだったりができることもあります。
日焼け止めの役割は日焼けを引き起こす紫外線をカットするのが主な目的になってます。
つまり、肌に紫外線が届かないようにしよう、っていうのが日焼け止めの役割なんです。
でも、紫外線の防ぎ方もいろいろあって、紫外線そのものをはねのけたり、吸収して肌にまで届かないようにしたり。
日焼け止めも種類が豊富でどんなふうに防ぐかをきっちり知っておくのが大事。
テレビCMじゃこんな詳しいこと説明してないんです。
よく聞くSPFやPAって知ってます?
怖い光がUVA、痛い光がUVBというのはわかったと思います。
じゃあ、この2つを防ぐ日焼け止めの効果がどのくらいなのかが分かれば日焼け止めが良いものかどうかがわかりますよね。
ずばり、
UVAを防ぐ効果をPA(プロテクション・グレイドオブUVA/Protection Grade of UVA)
UVBを防ぐ効果をSPF(サン・プロテクション・ファクター/Sun Protection Factor)
といいます。
PAは4段階、SPFは50段階の持続時間の効果のレベルがあって、PAはレベルが高いほど紫外線を防ぐ効果が期待できて、SPFが高いほど効果時間が長いことを意味します。
例えば資生堂の製品だと、「紫外線防止効果 SPF50+・PA++++」なんていう表示がありまして、かなり高い紫外線防止効果があることがわかります。
PAは効果の強さを表しているので、わかりやすいですね。
SPFはというと、数値が30とか50とかいろいろあって、高ければ持続時間が長いと考えてもらっていいです。
SPFはちょっとややこしくて、詳しい話になると、
例えば日焼け止めを付けないと10分で赤くなってしまう人が、SPF30の日焼け止めを塗ったら300分=5時間は赤くならない
っていう感じです。
なので効果が持続する時間だと思っていいと思います。
日本では昔はSPF100とかも販売されていましたが、SPF50と差がわからないっていう問題点が発覚してからはSPF50以上の商品は日本製では表示が50+にするように規制されました。
「数値が高ければ良いものだー」というイメージが蔓延したせいですね。
数値が高ければ成分も非常に濃いものになりますので、当然肌への負担も大きくなります。
数字が大きければいいというイメージで肌への負担を無視したような日焼け止めを買ってしまうと、美肌を守るという目的が本末転倒になってしまいます。
私達が正しく商品を評価いないと、企業に粗悪品を売りつけられてしまうのです!
SPFやPAはどう選べばいいの?
日焼け止めに含まれる、紫外線を防ぐ成分は、紫外線防御剤って呼ばれてまして、紫外線を反射したり、紫外線を吸収したりすることで、肌を守っています。
反射するための成分は主に鉱物、つまり石とかから得られる成分で、そんなに肌への影響は強くないです。
でも、塗ったときの違和感(カサついたり白く浮き出たり)というのが、化粧品としてはいまいちなので、これだけで日焼け止めが出来ていることはあまりありません。
UVAはこの反射する成分で多くをはねのけているんです。
紫外線吸収は主に化学成分が使われていて、肌に大きく影響する可能性があります。
①メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(別名:パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル)
②オキシベンゾン-3(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン)
③t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン(4-tert-ブチル-4′-メトキシジベンゾイルメタン)
①~③がほとんどの日焼け止めの商品に含まれていて、こちらは主にUVBを吸収する役目で入れられることが多く、カサついたりといったことはありませんが、アレルギーなどを引き起こす可能性があります。
そして、紫外線を吸収して、そのエネルギーで壊れるような形の身代わり戦法で紫外線を防いでいるので、時間とともに効果が減っていくんですね。
化学物質なので、日本では含有量が10%以下になるように規制されています。
これ以外にも紫外線吸収成分にはアロエエキスなど、天然由来の化学物質もありまして、天然成分100%を謳った日焼け止めもあります。
でもSPFが低いなんていう弱点もあり、日焼け止めは自分のお肌に合わせて選択する必要があるんですね。
お肌に優しい美白有効成分も入ってる
日焼け止めは肌につける化粧品ということで、紫外線ブロックに加えて、嬉しいことに、お肌に優しい成分も含まれてることが多いです。
アロエエキスや、話題ののヒアルロン酸、コラーゲンなど、お肌に優しいとされる成分ですね。
こういうのを売りにしてる商品も多いので、美肌意識が高いのが今の日本の女性っていう感じです。
美肌成分がいっぱい入ってる!という触れ込みがあるとついつい買ってしまいたくなるのは凄くわかります。
でも、化学成分はあとで書きますが、思いもしないような反応を起こしてしまうこともあるんですね。
なので、あまりにも多くの種類の成分が入っている日焼け止め、というのあまりおすすめしません。
肌に塗ったあとに、人間の細胞と多くの化学物質がどんな反応をしてしまうか、全くわからないからです。
でも、肌にいい成分というのは分かっていることなので、どんな美肌効果がある成分なのかを知って、自分に一番欲しい美肌効果のある成分を中心に選ぶといいですよ!
※美白有効成分
「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ」厚労省に認められた約20種類の成分。認可が下りるには10年ものテストが必要な厳しい基準の成分で、資生堂はなんと5種類も開発に携わっています。
- アルブチン
- メラニンを黒くする働きを抑えることで、くすみ、シミなど色素沈着を予防します。
- ビタミンC誘導体(リン酸-Lアスコルビン酸)
- 肌から簡単に取り入れられるようになったビタミンCです。美白効果やコラーゲンの生成、抗酸化作用など、健康成分としても強力な美肌有効成分です。
- エラグ酸
- ポリフェノールの一種で、抗酸化作用のある健康成分です。メラニンが黒くなるのを防ぎます。
- カモミラET
- メラニンを作る指令を抑える働きがあります。シミを薄くする効果もあります。
- トラネキサム酸(m-トラネキサム酸)
- メラニンができるのを抑えますが、口に入るとあまり良くない可能性のある成分です。
- ニコチン酸アミド
- ビタミンBの一種で、肌の奥でできてしまったシミを表面に出させません。血管が若干広がります。
- プラセンタエキス
- 胎盤由来の成分で、新陳代謝を促して古い肌を代謝し、きれいな肌を手早く送り出します。メラニンの生成予防効果もあります。
- エナジーシグナルAMP
- 医薬品メーカーでもある大塚製薬が開発した安心の成分です。新陳代謝を活発にする成分で、こちらも古い肌を代謝してメラニンを含む肌をささっと流してしまいます。
★主な美白有効成分★
- ヒアルロン酸
- 単純に水をたくさん含められる成分で、保湿にピッタリです。
- コラーゲン
- 肌の骨組みをなす成分で、肌のハリと弾力を保つために不可欠の成分です。
- コエンザイムQ10
- 抗酸化作用とエネルギーを生むのに重要な役割をもつ成分です。美肌と言うよりも、美肌のために使うエネルギー補充といったイメージです。
- ウレア(尿素)
- 人が持つ保湿手段の一つで、天然保湿因子です。固くなった肌を柔らかくして保湿力を高める成分ですよ。
★主な美肌成分★
日焼け止めの塗り過ぎに注意!
日焼け止めは、基本的に紫外線を防ぐ成分が入っていることはわかったと思います。
その成分は、規制があるので安全な量だけ入っていますが、それでも肌の敏感さには個人差があるので、塗り過ぎには注意です。
また、塗った後洗わず長時間放置してしまうのもよくありません。
紫外線で分解された化学物質、つまりはゴミが長時間肌に密着していると、怖い肌荒れやニキビの原因になってしまいます。
特にSPFは化学成分がほとんどなので、SPFの値が高ければ高いほど、有効成分の含有量も増えていくことになります。
これを必要以上に塗りすぎるのは、お肌に過度の負担をかけてしまうことになるので、エイジングケアとしても、塗り過ぎは禁物なのです。
紫外線からお肌を守ることと、化学物質からお肌を守ることのバランスを取ることが、美肌を長く保つ秘訣なのです!
このバランスは個人によって変わってくるので、日焼け止めは自分にあったものを見つける長い旅になることでしょう。
新しい製品には要注意!!
日焼け止めや化粧品は、新しものが出ると試したくなっちゃいますが、テスト状況などが会社内だけで行われていることもあって、実際に販売されてから恐ろしい問題が発覚することもあったりします。
一例でいうと、下記製品が問題を起こした化粧品です。
- カネボウブランシールスペリア
- ホワイトディープクリアコンディショナー全7品
- ホワイトディープミルキィコンディショナー全3品
- ホワイトディープナイトコンディショナー全4品
- ホワイトディープマスク
- ホワイトディープUVデイプロテクター
- suisai
- ホワイトニングエッセンス
- トワニー
- エスティチュードホワイトローション全6品
- エスティチュードホワイトUVプロテクトセラム
- エスティチュードホワイトクリアタイトマスク
- センチュリーザ・ローション全2品
- インプレス
- ICホワイトローション全2品
- ICホワイトエマルジョン全2品
- ICホワイトフィットマスク3D
- グランミュラローション
- アクアリーフ
- MCTホワイトニングエッセンス
これらの化粧品には化粧品会社が独自に開発した化学成分が含まれていて、個人差はありますが、白斑という症状を引き起こします。
白斑は、皮膚が白くなる状態で、紫外線に対する身体の防御機能細胞であるメラノサイトを死滅させる恐れがあったんです。
この成分は厚労省にも承認されていたため、安心して買った人も多いようで、大きな問題となりました。
白斑が出た皮膚は、紫外線に極端に弱くなってしまい、余計にシミの原因となる可能性があったようです。
そんな事件があるので、化粧品の新製品はすぐに買うのはおすすめできません。
特に新しい化学物質を含む化粧品に飛びつくのは危険なんです。
思ってもない結果になったりする!
新しい化学物質を使った化粧品はテストも当然されていますが、これは基本的に常識に沿った使い方であることがほとんどです。
また、動物実験で安全性を確認した場合もあり、人間への細かな影響の調査が疎かになってしまうこともあるようです。
そのため、人間が使った場合の影響が化粧品が販売されてから初めて出て、被害が拡大しちゃうんですね。
人体の化学物質に対する反応はまだまだ未解明なところが多く、肌につけるものというのは特に慎重に選ぶべきなんです。
あと、怖いのが企業の誠意ある対応は遅い、という点ですね。
この事件でも、最初に被害にあった人が企業から誠意ある対応をしてもらったのは一番遅くて2018年、発生したのが2011年ですから、7年も虚しく待たされたことになります。
化粧品一つで7年も不安な状態にさせられるというのは、たまったものではないですよね!
こういう化学物質もそうですが、日焼け止めに含まれるUVAを思い防ぐ紫外線反射材も、注意が必要です。
粉状で含まれているため、空気が乾燥していたりすると、白く浮き出てしまうという弱点があるんです。
その弱点を補うために、限りなく粉を小さくするという技術があって、ナノ化というんです。
ナノサイズまで小さくして、白く浮き出てしまいにくくするという方法なんですね。
でもこの技術も、小さくなりすぎた粉が皮膚の奥に入り込んで思いもしなかったような反応をしてしまって、被害が出る、という可能性もあるんです。
このナノ化のような極端に小さい物質で影響が出た事例でわかりやすいのは、PM2.5なんです。
小さな物質が空気中に大量に舞い、息が苦しくなったり、アレルギーを引き起こしたりする大気汚染ですね。
他にも石鹸に含まれていた小麦を分解した小さな物質が強烈なアレルギー反応の原因になった、とか、小さい物質にはいろいろと人体への影響が未解明な部分が多いのです
こんな感じで新しい技術が発展している中、日焼け止めや化粧品を選ぶときは本当によく考えないといけないんです!
ウォータープルーフが便利!
夏に海に行く、汗をかきやすいなど、水分でメイクや日焼け止めが剥がれてしまうことに対して、ウォータープルーフ(耐水性・撥水性)という言葉があります。
これは、水を弾くことで、メイクや日焼け止めが落ちてしまわないようにする機能のことで、多くがシリコンを含んでいます。
シリコンっていう化学物質が含まれているということで、ウォータープルーフのタイプの日焼け止めにはちょっと警戒する人も多いと思います。
シリコンは、人体の中に入っても無害なものとして、なんと豊胸手術なんかで使われたりする、安全性の高い物質なんです。
なので、基本的には危険な化学物質として警戒する必要はありません。
でも、アレルギーは別です。
めったにない事例ですが、シリコンに対するアレルギーを持った人もいるので、シリコンを含んだウオータープルーフ製の日焼け止めでも、試し塗りは絶対にしましょう。
そしてこのシリコンがなんでウォータープルーフの機能を発揮するかというと、水を寄せ付けないからなんですね。
シリコンは水を弾く性質が強くて、シリコンを日焼け止めに入れると高い撥水性が得られちゃうんです。
人体にも無害で、水を大きく弾く事のできるシリコンはまさに魔法の素材なんですね。
ウォータープルーフの日焼け止めにはほぼ全てこのシリコンが入っていると考えて良いと思います。
日焼けをする季節、そして日焼けする肌が露出する場所といえば、海。
日焼けはしたくないけど、海には行きたいという女性の強い味方になってくれるのがウォータープルーフなんですね。
ウォータープルーフの日焼け止めをつけていれば1日中安心、と言いたいところなんですが、日焼け止めの性質をちゃんと知っていれば、1時間おきくらいには塗り直しておきたいところです。
ウォータープルーフの日焼け止めは便利ではありますが、2つの理由で塗り直しを推奨しちゃいます。
1つ目は日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤の劣化。
上で説明したとおり、紫外線吸収剤は時間とともに壊れていきます。
つまり日焼け止めの効果がどんどん下がっっていくんですね。
なのでこの効果を高く保つためにも塗り直しは必須。
2つ目はシリコンのウォータープルーフの性質。
シリコンは水を弾くので、当然汗も弾いてしまいます。
外側からの水煮は強いウォータープルーフも、内側からの水には剥がれ落ちてしまう可能性があります。
なので、剥がれてしまった日焼け止めを塗り直すのは必須なんですね。
ウォータープルーフの日焼け止めを塗り直したほうが良いというこの2つの理由は、特に海に行くときに覚えておきましょう。
水で落ちない=洗浄は入念に!
シリコン入りの日焼け止めはウォータープルーフの機能がとても優れているので、外側からの水にはめっぽう強いです。
そのため、ウォータープルーフの日焼け止めは簡単には落ちにくいというのがちょっとめんどくさいですね。
ウォータープルーフなので、当然水だけでは完全に落とし切るのは難しいんです。
日焼け止めを落とすにはメイクを落とすときと同じく、クレンジング剤を使うのが良いんです。
日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤が働いて出来た残りカスの化学物質は、肌荒れやニキビの原因となってしまいますので、このクレンジングはしっかりと行って下さい。
日焼け止めのパッケージにも動やったら完全に洗い落とすことができるか書いてありますので、それを参考にしながら、洗浄の仕方を確認しましょうね。
ウォータープルーフは便利だからと言ってなめてかかってはいけないんですよ!
最近では完全天然由来の成分でウォータープルーフを実現しているタイプの日焼け止めもあります。
シリコンに比べるとそのの性能は落ちちゃいますが、より肌に優しいことは確かなので、使ってみても良いのではないでしょうか?
ウォータープルーフの日焼け止めも選択肢が非常に多くなってきていますので、美肌対策のし易い環境になってきていると言えます。
海外の日焼け止め製品って良いの?
日焼けは、皮膚がんなんかを引き起こすこともあるので、肌の色で大きく対応が違ってくるんですね。
外国人は大きく分けると、アジア系の黄色人種、アメリカ系の白色人種、アフリカ系の黒色人種の3つがあります。
日焼けに強いのは黒色人種ですね。
紫外線を吸収しやすい黒に近い皮膚の色で、強い紫外線が皮膚の内側の奥まで届くのを防いでいます。
日焼けによる症状が一番少ない、太陽光に強い人種なんです。
一方、白色人種も日焼けしないんです。
というのは、白色人種は日の光りに当たってもメラニンの生成が少なかったり無かったりで、紫外線をもろに体内に浴びてしまうという状態なんです。
日焼けに一番弱い人種といえます。
白色人種は目も淡い色の人が多いですよね。これも陽の光には弱いので、多くの白色人種がサングラスを愛用している理由なんです。
肌の方は特に気を使うので、日焼け止めは健康を保つためにも、非常に重要なアイテムになってるんです。
そうなると、海外製の日焼け止めは優秀なんじゃないのかなと思ってしまいます。
実は海外製品、特に中国製は言わずもがな、アメリカ製は一番日本と関係が深いのに、良いものは少ないんです。
中国製は知ってる人も多いと思いますが、製品を作る環境がかなり良くないという噂です。
アメリカはと言うと、基本的に日焼け止めは絶対に使われるため、水質に与える影響が大きいんです。
そのため、水質を保全するために、日焼け止めの販売や開発に非常に厳しいと言われています。
サンゴ礁の美しいハワイなんかでは、日焼け止めを塗った観光客が海に入って溶け出していくのがサンゴに被害を与えるってことで、厳しく取り締まられているほどです。
なので、日焼け止めを開発しても販売の許可が降りづらいのが原因で、日本製品を凌ぐ日焼け止めはないと言われています。
よく輸入品で化粧品なんかがテレビショッピングで販売されていますが、日焼け止めは別物として考えたほうが良いんですよ。
国ごとに違う日焼け止め効果の基準
そして一番気にすべきところが、国によって大きく違う日焼け止めの効果基準なんですね。
ある話によると、アメリカ製の日焼け止めはSPFが同じ数字であっても、欧州連合の評価基準に満たない、なんてことがあるらしいです。
それもそのはず、アメリカでは安全性の確認された化学物質として承認しているのは一昔前の古いデータベースで、新しく開発された優秀な日焼け止め効果の高い化学物質を承認しないんだそうです。
古いデータでしか日焼け止めを作れていないということは、古いタイプの日焼け止めしか無いってことなんですね。
いまも新しい日焼け止めの成分の認可を取ろうと頑張っている企業があるとのことですが、非常識な量の安全性を確認できるデータを出せ、と言われてるらしいです。
しかも、日本人の肌質ではなく、外国人の肌質に合わせた安全基準であったり、評価だったりするので、日本人の肌に合うかどうかはじっさいに使用するまでわからないんですね。
そんななので、海外製の日焼け止めはあまりおすすめしません。
もし海外製の日焼け止めを考えているのであればその国の日焼け止めの評価基準をしっかりと確認してからにしましょう。
最新の飲む日焼け止めって何!?
日焼け止めは肌につけるものが主流でしたが、塗り直すのがめんどくさい、洗い落とすのがめんどくさいというのがあって、なんと、体内から日焼け止めをするという、「飲む日焼け止め」というものが出てきています。
この飲む日焼け止めは、紫外線を肌の内側から防ぐ、というわけではなく、紫外線に対する細胞の反応を抑えたり、細胞が壊れるのを軽減する効果があるようです。
つまり、浴びてしまった紫外線の破壊活動を小さく抑えることができるようなんです。
有名どこは、湘南美容外科でも推薦されている、「ヘリオケア」というスペイン産の天然成分由来の製品のようです。
もともと海外で日焼けを防ぐとして食べられていた天然のシダ植物に含まれる成分を研究して、有効成分を凝縮したみたいですね。
なんと40年の伝統ある日焼け止め対策植物なんだそうです。
食べても安全であることが歴史的に長く証明されているとすれば安心ですね。
日焼け止めをするためのサプリメントと言うよりは、日焼けのダメージを抑えるためのサプリメントと言ったところのようです。
でも詳しい人によれば、毎日一定量の飲む日焼け止めを飲んでも、SPFに換算してSPF1~2程度の効力しか無いとのことなので、これさえ飲んでいれば日焼け対策は万全!とはならないようです。
飲む日焼け止めは誤解!?
上の説明でわかったと思いますが、飲む日焼け止めというキャッチコピーで販売されている割に、効果としてはあまり期待できないというのと、日焼け止めという意味合いからは遠いんです。
日焼け止めという意味は、強い光から守ってくれる、というのが一般的だと思うので、この「飲む日焼け止め」という商品は、「肌を守るサプリメント」という意味合いが強いと思います。
とは言え、きちんとした研究がされている商品なので、必ずしも悪いものではありません。
日焼けに対して効果があるサプリメント、としては良いと思います。
塗るタイプの日焼け止めと一緒に使うことで効果が一番発揮されるのが「飲む日焼け止め」ということになるんですね。
ただし、海外製の商品は、日本人での治験が行われていない場合があるので、副作用があるかもしれないということはとよく覚えておいて下さい。
日本でも、従来の肌をきれいに保つためのサプリメント(「ハイチオールC」など)が「飲む日焼け止め」と似た効果を発揮するので、こちらは安全なサプリメントとして安心して使えますよ。
日焼け止めには塗るタイプと飲むタイプがあるという勘違いをしないようにして下さい。
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